『BitSummit 7 Spirits』で出会った #madewithunity なゲームたち

『BitSummit 7 Spirits』で出会った #madewithunity なゲームたち

2019年6月1日〜2日に京都・みやこめっせで行われたインディゲームの祭典『BitSummit 7 Spirits』。「BitSummit」は日本最大級のインディーゲーム・イベント。今年は7回目の開催ということで”7 Spirits”!24か国から、100タイトル以上のゲームが一挙に大集結。今回は『BitSummit 7 Spirits』で出会った、#madewithunity なゲームをご紹介!

静謐な世界観でプレイヤーを惹き込む『World for Two』

神戸を拠点に活動するしんいちさんが中心となり、たった三人で作り上げた『World for Two』。音楽は椎葉大翼さん、デザインは『サムライ地獄』を手がけるハフハフ・おでーんさん。それ以外のストーリー、ゲームデザイン、デベロッパー他はすべてしんいちさんが担当した。


左から椎葉さん、しんいちさん、ハフハフ・おでーんさん

『World for Two』の舞台は大災害によってありとあらゆる生物が死に絶えた世界。博士とアンドロイドが2人っきりで、世界に生命を創っていくストーリー。リリースからすぐに魅力的な世界観とアート性の高さが話題になり、海外のゲームファンからも絶賛の声が多数。アプリストアから無料でダウンロード、広告なしでプレイできるが、寄付も受け付けている。ダウンロードはこちらから。

まるみっつ新作!『Shot! Shot! SPY』

『StarONE』シリーズを手がけた、滋賀・京都を拠点にするスタジオ「まるみっつ」さんの新作『Shot! Shot! SPY』がお披露目。難易度低め、爽快感高めのカジュアルシューティングゲームで、シューティングが苦手な人でもプレイしやすいスマホアプリゲーム。スタジオ「まるみっつ」は、プログラマの三橋彰さんとデザイナーの椎野央子さん夫妻が自宅兼職場で独自タイトルを開発しているスタジオ。インタビューはこちらから!


良い子になるか、悪い子になるか?!育成ゲーム『ことだま日記』

祝・配信!京都のインディーゲーム3人組開発チームSke6(すけろく)が手がける育成ゲーム『ことだま日記』。ドット絵のかわいらしい謎の生物「ことだまっち」に、「コトダマ」という様々な言葉をかけることで育成させるゲーム。プレイヤーが選ぶ言葉によって、すくすく素直に育つこともあれば、ヤンデレになってしまうことも、、!どうなるかはプレイヤー次第!ことだまっちの成長パターンは70種類以上。コトダマの数は200個以上あり、部屋に好みの家具を並べるなどのカスタマイズもあるのでついついやり込んでしまう。詳細、ダウンロードはこちらから。

行動を巻き戻して攻略『Sweep It!』

主人公の行動を巻き戻して最適解へと導くことができる、Omoplata Gamesが開発中の新感覚のパズルアクションゲームゲーム『Sweep It!』も出展。作業着コスプレがバッチリ決まっていた。

昭和の街並みが蘇る。『忘れないで、おとなになっても。』

『忘れないで、おとなになっても。』は、東京を拠点に活動するGAGEX(ガジェックス)が開発中の、Voxelで描かれた世界を舞台に少年少女たちが活躍する長編アドベンチャーゲーム。昭和な日常風景をボクセルグラフィックで表現しており、「あの頃」の街並みの中でどんな冒険が繰り広げられるのか楽しみだ。ただいま事前登録を受付中

Nintendo Switch版発売中!『勇者ヤマダくん』

Nintendo Switch版が発売されたばかりの、Onion Gamesによる『勇者ヤマダくん』も出展。大手ゲーム会社をクビになった「ヤマダくん」が、自作ゲームの中で勇者になって大活躍!させるゲーム。購入はこちらから。

魅力的な海外勢


『BitSummit 7 Spirits』には中国・韓国・台湾などのアジア勢からヨーロッパ、アメリカなど多様な国からの参加も。こちらは中国で開発され、近日Steamにて発売予定のインディゲーム『Seed Hunter 猎源』。リッチなグラフィックと操作性が魅力の、シミュレーション要素もある横スクロール型のアクションゲームだ。

中国のパブリッシャー、2P GAMESのVivyさん

主人公はどこにでもいる男。憂鬱な平日の朝。アラームで目が覚めたら外は雨だった。携帯電話には「今後二回遅刻をすると、契約が即終了します」という会社からのメールが届いている。ヒゲを剃って、満員電車に揺られて会社に向かう。そんないつもの日常が一変する出来事が男に降りかかり…というゲーム『Mosaic』。ポエティックで陰鬱な雰囲気のこのゲームの開発者はノルウェイのKrillbite Studio。Nintendo Switch、PlayStation 4、Xbox One、PCなどで今年リリース予定。

香港の開発者Kin Fung Leungさんが一人で作り上げたスマホ用ゲーム『ボクボク』。ビルディングブロックを使って、あらゆることができる自由度満点のゲーム。5歳の息子さんのために作ったゲームということもあるのか、子どもに大変人気があり、試遊の列が途切れなかった。ブロックを使って家、農場、学校、レストランなどを作るほか、ピアノを弾いたり、太鼓を叩くミニゲームなども入っている。ただいまiOS/Androidで配信中。ダウンロードはこちらから

こちらもノルウェイのスタジオ「Hyper Games」が開発中の『Morkredd』。幻想的なダンジョンの中でオーブをゴールまで運ぶパズルゲームだ。今年リリース予定。

Hyper Gamesのお二人

こちらは台湾から。「Erotes Studio」が開発した『裁決者』。美少女ノベルゲームのようだが、70年代の台湾を舞台に、主人公が公安の幹部となるシミュレーションゲームという硬派な内容。経営、育成、恋愛など様々な要素が詰まっている。

などなど、今回もたくさんの優れたインディゲームと出会うことができた『BitSummit』。未経験の方にはぜひともオススメしたいイベントです!

齋藤 あきこ - 2019年7月9日