アクションゲーム『救う』を開発した　いくちおすてご　と言います。
デジゲー博2016出展時点では年明け〜年度末の発売を予定していたのに、今回は発売が遅れ大変失礼致しました。
これからプレイする人もいるかもしれませんので、ここでは『救う』に登場する彼らがどの様に出来たかを紹介できたらと思います。

プレイヤーが操作する「少女」ですが、開発当初もう5年近く新規のゲームが作れていないスランプだったこともあり、ゲーム完成を目標にしていました。デザインをあれこれ迷わない様、好きなキャラ2体の特徴を元に考えることにし、最初は色んなキャラを出すゲームが作りたかったので、好きなキャラを100体挙げ2体1組を50組作っていたのですが、ゲーム完成が約束できる規模にする為1組を選び、それが彼女でした。選出の理由はツノと髪型がゲーム上の画像でもいい象徴になると考えたからです。

次にSteamの紹介動画にも写っていた竜たちです。
開発当初は他のゲームにある様な属性のシステムがある予定だったので、それぞれ火、水、木のいずれかをイメージしたデザインになっています。私はモンスターの絵を多く描いていたことや、属性というデザインの縛りもあったので、少女に比べるとデザインを迷わず済みました。また竜たちは、ドット絵らしいドット絵でデザインを再現しようとすると細かい部分で表現が難しくなるので、とにかく画像を大きくしてドット絵の難しさを排除しています。その為「ドット絵」らしい魅力は捨ててしまいましたが、手書きのデザインをそのまま採用出来る作業は楽しかったです。

最後に、戦闘方法や画像の描画方法など私としても挑戦は多く、それらはプレイヤーにとっては賛否の分かれるものになってしまったかとは思います。至らない点もあったかとは思いますが、またどこかのストアで見かけた時には興味を持って頂けるよう今後のゲーム開発に努めたいと思います。